Keio Center for Strategy
2023年12月5日、当センターは「変容するリベラルな国際秩序ー進化とその限界ー(The Transformation of the Liberal International Order: Evolutions and Limitation)」と題しまして、第2回となる慶應オープンフォーラムを開催しました。
本フォーラムは、オープンアクセスの英語での著書、The Transformation of the Liberal International Order: Evolutions and Limitations (Springer, 2023)の刊行を受けて、編者である細谷雄一センター長のほか、ハンス・クンドナニ氏(英国王立国際問題研究所)、鈴木一人氏(地経学研究所所長/東京大学公共政策大学院教授)、鈴木均氏(API客員研究員兼CPTPPプロジェクト・スタッフディレクター)の3名をお迎えして開催されました。
近年の民主主義・自由主義世界の秩序の減退、そして権威主義体制の勢力の拡大など、リベラルな国際秩序がどのように変容しているのかに関して活発な議論が展開されました。
議論の中では「リベラル」の定義から国際秩序の複雑性まで幅広く意見が出され、登壇者の間で変容に対する危機意識を共有することができました。