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 慶應義塾大学戦略構想センター(Keio Center for Strategy, KCS)は、法学部および総合政策学部に在籍する、国際政治学・安全保障研究の専門家を結集し、学術研究に裏打ちされた知見を基盤として国際情勢分析を行う大学内シンクタンクです。2023年3月1日の設立以来、大学ならではの知的独立性を強みとし、国際会議の開催、政策立案者との対話、人材育成などを通じて、国内外の政策対話の深化に努めてきました。アカデミア・政府・経済界をつなぐハブとして、戦略的思考に基づく政策形成を支える新たな知的プラットフォームの構築を目指しています。

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【開催報告】第6回KCSエキスパート・ラウンドテーブル「新たな枢軸は形成されるのか――北朝鮮・ロシア・中国・イランをなぜ注視すべきか(”A New Axis of Upheaval? North Korea, Russia, China, Iran—and Why We Should Care ”)」

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【開催報告】第6回KCSエキスパート・ラウンドテーブル「新たな枢軸は形成されるのか――北朝鮮・ロシア・中国・イランをなぜ注視すべきか(”A New Axis of Upheaval? North Korea, Russia, China, Iran—and Why We Should Care ”)」

慶應義塾大学戦略構想センター(KCS)は、東アジア研究所との共催により、2026年4月3日、第6回目となるエキスパートラウンドテーブル(ERT)を開催いたしました。講師にオックスフォード大学講師のエドワード・ハウエル氏をお招きし、「新たな枢軸は形成されるのか――北朝鮮・ロシア・中国・イランをなぜ注視すべきか(”A New Axis of Upheaval? North Korea, Russia, China, Iran—and Why We Should Care ”)」というテーマでご講演いただきました。

研究者や政策専門家らが参加したERTでは、まずハウエル氏より近日公刊予定の新著『A New Axis of Upheaval: North Korea, Russia, China, Iran』に基づき、中国、ロシア、イラン、北朝鮮からなるCRINKと呼ばれる国家群について、近年の動向や協力動態の変化について、最新の情勢も踏まえて、お話しいただきました。歴史的な経緯から戦略的な必要性などのCRINK諸国が結束する要因や、非対称な二国間関係という特徴的な結束の形態を踏まえた各国の二国間関係の現状分析と展望、ウクライナ戦争において孤立するロシアに対して下位国家とみられていた北朝鮮が行った実質的な支援とイランに対する中露の修辞的なものにとどまる援助の違いに基づく力関係の考察、北朝鮮の抑止に向けた日韓によるアメリカの役割の補完や結束を強めるCRINKに対して西側諸国が懸念を強める必要性などが示されました。また、ご専門の北朝鮮については、非核化に向けた各国の圧力の低下や、北朝鮮の安価な労働力というCRINK内部での強み、ベラルーシなど対外政策の多様化を進める傾向が指摘されました。

質疑応答及びディスカッションでは、アメリカの対外関与が縮小した場合のCRINK諸国の動向や、指導国や重心のないCRINK諸国の「連携なき協力(Cooperation without Coordination)」という特異な関係性、協力分野として見落とされがちなサイバー空間やインテリジェンス協力の重要性、アメリカとその同盟国への対抗という共通点の役割、国内的イデオロギーの違いやウクライナ戦争の帰結といったCRINK諸国の潜在的な脆弱性、北朝鮮との対話の開始に向けた条件に関して、南北統一から自国の安全保障と核保有国の地位という北朝鮮の関心の変化やトランプ政権との関係において個人間と国家間関係を区別する必要性、新冷戦と呼べる国際秩序に対するCRINK諸国の認識の違いと北朝鮮が利益を得ている点、事実上の核保有国という地位を認め軍備管理へと交渉の性質を変化させることがアメリカの朝鮮半島からの撤退などへの連鎖反応を引き起こす危険性、CRINKの結束の強化には外的な圧力とともに内的な論理も非常に重要であるという分析とともに、米欧と東アジア諸国は彼らを過小評価せず協力を深化させる必要性など、講師と参加者の間で活発な議論が交わされました。

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KCSが公式YouTubeチャンネルにて公開している、国際情勢の最新動向を考察する「グローバル・トレンド」や過去のイベントのアーカイブ映像をご覧いただけます。

【グローバルトレンド第7弾】「2025年の国際情勢を振り返って」

戦略構想センターの「グローバル・トレンド」は、慶應義塾大学に所属する様々な分野の専門家の知見をもとに、激動する国際政治における最新の動向や課題を読み解く企画です。第7弾では、細谷雄一(慶應義塾大学法学部教授/KCS センター長)の進行のもと、森聡(慶應義塾大学法学部教授/KCS 副センター長)、鶴岡路人(慶應義塾大学総合政策学部教授/KCS副センター長)を交え、2025年の国際情勢の振り返りを行いました。

【公開シンポジウム】KCS Strategic Foresight 2025 第一部「世界はどう動くのか」

【KCS】田中俊郎先生追悼企画「激動の世界の中でのEU」第1弾「歴史の中のEU」

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KCSパンフレット 2026

KCSの組織や活動内容を紹介するパンフレットです。最新の2025年の年次活動報告もご確認いただけます。下記よりダウンロードの上、ぜひご覧ください。