2023年6月10日（土）東京大学駒場Ⅱキャンパス３号館南棟ENEOSホールにて、公開シンポジウム「大学発・外交安全保障シンクタンクの挑戦：東大先端研ROLESと慶應KGRIの競争と協業」を開催いたしました。

本イベントでは、細谷雄一・慶應義塾大学法学部教授（KCS センター長）、森聡・慶應義塾大学法学部教授（KCS 副センター長）、池内恵・東京大学先端科学技術研究センター教授（ROLES 代表）、小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター専任講師（ROLES 副代表）の４名が、大学発・外交安全保障シンクタンクの価値と課題、そしてROLESとKCSが協力できる可能性について意見交換なされました。

シンクタンクの役割が広がりつつあるなかで、社会の諸問題の受け皿となると同時に、知的ネットワークの形成、研究者自らが企画するという自立性、教育機関のなかに設置される強みなど、従来のシンクタンクにはない面が取り上げられ、また多岐にわたる面で問題提起がなされました。いままでにない方法で、「新たな知」をいかに生み出すのか。急速に変化する国際環境に対応する「ゲームチェンジャー」として、果たすべき役割について議論されました。