Keio Center for Strategy

17 February 2026

【開催報告】
第5回KCSエキスパート・ラウンドテーブル 
「地政学的激動のなかのEU(The EU in a geopolitical turmoil)」

慶應義塾大学戦略構想センター(KCS)は2026年2月17日、第5回目となるエキスパートラウンドテーブル(ERT)を開催いたしました。講師にEEAS(EU対外行動庁)政務担当副事務総長オロフ・スクーグ氏をお招きし、「地政学的激動のなかのEU(The EU in a geopolitical turmoil)」というテーマでご講演いただきました。

 

研究者や政策専門家、EU関係者、慶應義塾大学の学生らが参加したERTでは、まずスクーグ氏よりEUが直面している地政学的な現状とEUの対応についてお話しいただきました。直前に開催されたミュンヘン安全保障会議で示されたアメリカのヨーロッパへの態度の変化や、グリーンランド問題に関する懸念や、貿易や安全保障協力の広範な拡大を目指すEEASのはたらき、その中で特に注力しているウクライナの永続的な平和に向けた外交努力、ベネズエラをめぐる国際法の問題などが言及されました。

 

質疑応答・ディスカッションでは、中国への向き合い方、アメリカのインド太平洋戦略、ウクライナのEU加盟に対するロシアの姿勢、グリーンランド問題に対するEUの対応、EUとその他の国々の間の防衛産業協力、停戦成立後のウクライナの安全の保証と停戦監視の重要性、アメリカによる連続的な要求に対して冷静に対応する必要性、ウクライナでの停戦成立後の復興における日本企業の役割への期待などについて、講師と参加者との間で活発な議論が交わされました。

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