Keio Center for Strategy

【開催報告】
第3回慶應オープンフォーラム“Women, Peace, and Security Agenda: Contribution to International Peace, Security and Stability - View from a Non-Permanent Member of the United Nations Security Council”開催

15 April 2024

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2024年4月15日、戦略構想センター(KCS)は“Women, Peace, and Security Agenda: Contribution to International Peace, Security and Stability – View from a Non-Permanent Member of the United Nations Security Council”と題して、第3回となる慶應オープンフォーラムを開催いたしました。

本フォーラムでは、細谷雄一KCSセンター長(慶應義塾大学法学部教授)による進行のもと、ターニャ・ファヨン・スロベニア外務・欧州大臣をお迎えし、基調講演をしていただきました。

講演では、女性の外務大臣としての立場から女性・平和・安全保障(WPS)アジェンダ実行のために女性の活躍の場を広げる必要性や、独立時に凄惨な戦争を経て、現在は国連安保理の非常任理事国を務めているスロベニアの経験から、EU統合などを念頭に、小国の安定と平和のために法の支配と各国の結束の重要性について言及されました。また、どちらも非常任理事国であり、外務大臣が女性であるという共通点を持つ日本とスロベニアの協力の可能性も論じられました。

その後の学生などとの質疑応答では、EUとNATOのロシアによるウクライナ侵攻への対応や、WPSに関連して政治だけに限らない様々な分野における女性の活躍などについて、大臣自身の経験もふまえた意見交換が活発になされました。(画像提供:スロベニア大使館)

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