Keio Center for Strategy

05 June 2023

慶應義塾大学 三田キャンパス 東館 6階 G-Lab

公開シンポジウム:不透明化する世界秩序

― 世界からアメリカの役割を考える ―

About

<日 時>: 2023年6月5日(月) 18:00~19:30 (17:30 受付開始)

<場 所>: 慶應義塾大学三田キャンパス 東館 6階 G-Lab 

※誠に申し訳ありませんが、本シンポジウムは定員に達したため、申込みを締め切りました。多数のお申し込みありがとうございました。

 昨年2月にはじまったロシアによるウクライナ侵略、大きな傷痕を遺した新型コロナウイルスの感染拡大、そして構造化する米中対立。いま、世界秩序はよりいっそう不透明化しています。権威主義体制が勢いを増し、グローバルサウス諸国の影響力が拡大する中で、アメリカの役割、そしてアメリカがこれまで掲げてきた民主主義や自由主義のような理念が大きく揺らいでいます。 

そのような中で、2023年3月に新しく慶應義塾大学に設立された大学内シンクタンクである戦略構想センターでは、ヨーロッパ、ロシア、中国というような地域からの視座から、不透明化する世界秩序と揺らぎつつあるアメリカの役割を考えます。その上で、この公開シンポジウムでは1年ほどまえに急逝し、シンクタンクでの活動などを通じて世界におけるアメリカの役割を考える上での尽きることのない叡智を提供してくれた故中山俊宏総合政策学部教授が遺した2冊の新刊書、『理念の国がきしむとき ―オバマ・トランプ・バイデンとアメリカ』(千倉書房)と『アメリカ知識人の共産党 ―理念の国の自画像』(勁草書房)を手掛かりにして、これらの問題を考えていきたいと思います。

Event Schedule

18:00~18:05 開会の辞(土屋大洋 常任理事)
18:05~18:10 司会者からの趣旨説明(森聡教授) 
18:15~19:00 パネリストによる問題提起
19:00~19:20 フロアとの質疑
19:20~19:30 閉会の辞(細谷雄一教授)

Speaker

細谷 雄一

法学部教授
戦略構想センター所長

廣瀬 陽子

総合政策学部教授
KGRI副所長

加茂 具樹

総合政策学部教授
総合政策学部長

森 聡

法学部教授
戦略構想センター副所長・司会

Organizer

戦略構想センター(Keio Center for Strategy)は、世界情勢の不確実性と不透明性が増している中で、戦略研究、安全保障研究、国際政治研究、地経学研究などを総合して、通常の学部によって分かれている学問領域を横断する学際的・総合的な研究を行うために、2023年3月1日に慶應義塾大学グローバル・リサーチ・インスティテュート(KGRI)の下に設立されました。

In the midst of increasing uncertainties and unpredictability in the world affairs, Keio Center for Strategy (KCS) was established within the Keio Global Research Institute in March 2023 by synthesizing Strategic Studies, International Security Studies, International Relations, and Geoeconomics.

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